ニュージーランド歯科治療、体験談

ニュージーランドの医療、体験談編


前回ニュージーランドの医療についての記事が好評だったので、
今回は私や知り合いの体験談をお話しましょう。



明け方の満月。
画像が横向きになってしまった。

耳鳴り

ニュージーランドでコンサートに行きました。
ステージ横のスピーカーから近くの席で3時間くらい大音量の音楽を聴き続けた結果、
酷い耳鳴りが翌日になっても治りませんでした。
そこでネットで調べてみると『すぐに病院に行って治療をしないと難聴になる可能性がある』
と書いてあり、慌ててGPに予約を取って診てもらいました。

GPに行き医師に事情を話すと『そんな事で来たの?自然に治るから』と笑われました。
納得がいかない私は『ネットで調べたら、すぐに治療しないと難聴になるって書いてありました』
と告げると『耳のスペシャリストに連絡してみる』と言われ、しばらく待つように言われました。
待合室で待っていると、また診察室に呼ばれました。
『君の言う通りだった。薬を処方するので、これを飲んで様子をみてね』と言われました。
その薬を飲んで耳鳴りは無くなりました。
それ以降GPに行く時は、ある程度の情報をネットで調べていくようになりました。

ものもらい

ものもらいが目に出来たので、スペックセーバーと言うメガネ屋兼眼科に予約を入れ行きました。
店に行くと目のチェックアップの為に眼科の方で待っているように言われました。
その後、名前が呼ばれて診察室へ。

視力検査、眼圧などの検査の後に『ものもらいが出来ていて治療してもらいたい。あと涙腺がブロックしている』と告げました。
眼科医は私の目を見て『ここでは治療が出来ないのでスペシャリストに紹介します』
『パブリックとプライベートのどちらにしますか?』と聞かれました。
(パブリックは公共施設で治療費無料、プライベートは民間施設で治療費高額です)

そんなに酷いものもらいではなかったのでパブリックを選びました。
その時は目薬をもらったり何か治療をされる事なく、スペシャリストへの紹介だけで帰ってきました。

その後、ものもらいには目を温めるのがいいと聞いて温めたり、
念のため痒み止めの目薬を買ったりして待っていました。
しばらくしてウェイティングリストに入ったと言う手紙がきました。

その後、何ヶ月も音沙汰なし。
どれくらい経ったのか分かりませんが、TXT(テキスト=ショートメールのような感じ)で連絡が入りました。
『まだ眼科の診療を待っていますか?必要ない時はNOと返信してください』
と言うことでした。
私はまだものもらいが完治していないし、涙腺もブロックしたままなので、何も返信せずにいました。

その後また何ヶ月カ後、また同じTXTが入りました。
まだ待っているので返信しませんでした。

ある日、帰宅すると眼科から予約の手紙が来ていました。
ようやく診察してもらえる!
平日なので仕事を休んで行きました。
診察してもらうまで1年以上待ちました。

2024年の10月末に初診察。
待ちに待った診察で、とんでもなく横柄な医者にあたりました。
『処置する必要なし。目薬だけで良し』
『あなたのGPの名前を教えて。記録残すから』
GPの名前が変わったばかりで、私はGPの名前が正確に記憶されてませんでした。
『俺は医者だ!こんな事は医者の仕事じゃない。受付の仕事だ!!GPの名前は何?!』
ってイライラしたような感じで言われました。
携帯でGPの名前を調べて登録してもらい、薬局で目薬をもらって帰宅しました。

その後、この医者の横柄な対応に納得いかなかったので、クレームを入れました。
『今までNZで、こんなに横柄な対応を受けた事はありません。もうこの医師に診てもらいたくありません。
他の医師に変えてもらえませんか?』とメッセージを送りました。
数日後、調査が入ったようでメールがきました。
『初回の診察で不快な思いをさせてしまい申し訳ございません。担当医を変更させていただきました』

その1ヶ月後程(12月2日)にまた予約の手紙が届きました。
仕事を休んで眼科に行き、受付をすると『今日は担当医が飛行機の遅延で来ていません。後日にまた予約の連絡をします』
と言われました。

3週間後(12月20日)の予約の手紙が再び届きました。
また仕事を休んで行く事にしていると、再び日時変更の手紙が届き、
結局1ヶ月後の1月にようやく診察してもらえる事になりました。

イスラエル人の先生に診てもらいました。
『ものもらい、涙腺のブロックも医療処置が必要になります。
手術の予約を取ってもらい後日行います。その日まで目薬を処方します』
と言われました。
来月3月初めに手術で2つとも取り除いてもらう予定です。
完治する事を願っています。

長く待つパブリック治療

初めてパブリックで治療を待ってみて、こんなにも待つなんて思いませんでした。
正確な日にちは分かりませんが、1年半は絶対に待ってます。
今回は待っていられる症状だったので大丈夫でしたが、
命に関わるような病状だったら、最悪な事態も。。。

私の知り合いもヘルニアの手術を1年くらい待っていたらしいです。
GPに行ってパブリックのスペシャリストの待ちリストに入れてもらったのが2024年の5月でした。
そして手術する日は、今月の2月26日だそうです。

医療費無料で良いと言われているけれど、待つ期間がとても長いので良いとは言えないと思います。

保険に加入していると、スペシャリストに診てもらう順番を早くしてもらえたり、
プライベートに診てもらった時に、もちろん費用も安くなるそうです。

日本とニュージーランド医療

日本とニュージーランドの医療を比べると、どちらが良いと思いますか?
私は日本の方がいいと思います。
日本では待ち時間は長いけど、その日に診てもらえるし、
健康保険のおかげで医療費も高くありません。
それにダイレクトにスペシャリストの所へ行ける。
ニュージーランドはGPに行くまでに予約がいっぱいで待つし、診察は15分だけと決まっています。
それ以上は追加料金が発生します。
料金も高めです。

健康ならいいけど今後、歳を取った後に病気になったらと考えると、少し怖い気がします。


ニュージーランドの医療体験談いかがでしたか?
次回は歯科治療の体験談について書きましょうかねぇ。
ニュージーランドで暮らしている人にとって歯科治療ほど怖いものはありません。


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